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コースケ+きょうこ
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しょーこカナコ

みん宿ヤポネシア
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沖縄県糸満市大度309-42
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「みん宿ヤポネシア」
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06年5月に念願の沖縄移住。私たち夫婦と当時8か月の娘の3人家族で、縁あってヤポネシアにたどり着ました(2011年に一人増えました)。
ウミガメが産卵に来る美しい大度浜海岸や戦跡・史跡などに囲まれて、子どもたちの世代に伝えたい平和や自然環境について考えながら暮らしています。

「みん宿ヤポネシア」はひとり旅も、家族旅行も大歓迎!
地元の新鮮な旬の野菜を使った家庭料理でおもてなしいたします。

2019年春、しょーこは中学2年生、カナコは小学2年生になりました。


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ヤポネシア南島通信 › 在沖縄基地

2023年11月下旬はいろんなことがありました<その1>(オスプレイ墜落、Jアラート、県民集会)

2023年11月30日
昨日、岩国基地から嘉手納基地に向かっていた米空軍のオスプレイが屋久島の近くで墜落しました。
これからいろんなことがわかってくるのでしょうか。
8月にはオーストラリアでも同型機が墜落死3名が亡くなっています。
それでも昨夜も今日も、沖縄の空をオスプレイは飛んでいます。

11月下旬、沖縄もだいぶ涼しくなって、寝るときに毛布が必要になってきました。
この一週間、身の回りでいろんなことがありました。
いろんなことがありすぎて、記事が長くなってしまいます。
3つくらいに分けますね。

では、「2023年11月下旬はいろんなことがありました<その1>」です。

まずは21日火曜日、「北朝鮮からミサイルが発射された」と夜中にけたたましくJアラートが鳴りました。
防災無線のアナウンスを確認しようと外に出たら、「建物の中に避難してください」ですって。

23日は「沖縄を再び戦場にさせない県民の会」主催の県民大集会@那覇市奥武山公園。
1万人が集まったそうです。
「台湾有事」を念頭に、政府は琉球列島の軍事強化を進めています。
「戦争は気づかないうちに準備されていた」と平和祈念資料館などで見ましたが、今、目に見えるように準備されています。
沖縄に限らず、どこも戦場にしてはいけないというのが、私の願いです。

今回の集会の運営について、見過ごせない問題がありました。
一部の運営メンバーが特定の宗教の宣伝にこの集会を利用しようとしたという疑惑です。
チラシに使われていたロゴマークやお揃いで作ったTシャツやステッカー(販売予定だったもの)のキャッチフレーズが、特定の宗教団体のものだったということなどを、アキノ隊員(宮城秋乃さん)が見つけ、SNSなどで指摘していました。
そのおかげで、マークの利用やTシャツやステッカーの販売はなくなりました。
アキノさんは、やんばるの旧米軍海兵隊訓練場で、米軍の残していった実弾などの廃棄物を回収する活動をしています。
日本政府は「廃棄物などはない」としていてアキノさんを相手にしていないので、過激な行動をしてまでも政府や米軍や世間に知らしめようと日々活動しています。
肩書きはチョウ類研究家と思ってたら、今プロフィール確認したら現在は「軍事環境研究者」なんですって。
いろいろ、ブログ「アキノ隊員の鱗翅体験2」で追うことができます。
https://akinotaiin.blog.fc2.com/

集会の参加や運営にはいろんな立場や考えの人がいて良いけど、利用されてしまってはいけないと思います。
出所の分からない借り物のデザインや文言などを安易に使ってはいけませんね。
ただ、集会で登壇した事務局長の山城博治さんがこの動きに関して「バッシング」だと発言しています。
山城さんは沖縄の平和運動を引っ張ってきた功労者ですが、この問題についての理解が十分できていないのならば、もしくは、一部の人に集会を利用されることを良しとする考えならば、一線を退くことが適当なのかもしれません。
うまく世代交代やアップデートができることを望みます。

文章が長くなってしまいます。
できるだけ毎日小分けに少しずつ書いていくべきですね。

続きます
>> <その2>(壺屋陶器&ガラス村まつり、北部テーマパーク、大袈裟太郎の映画)
>> <その3>(新しい仕事、クリスマス反戦平和コンサート、最後の運動会)
(コースケ)


  


辺野古&高江紀行2022春(3)

2022年05月04日
梅雨入りしたかのような空模様。
この3日ほど、気温もぐっと下がり、しまっていた掛け布団を引っ張り出してきました。
と書いていたら、沖縄地方の梅雨入りが発表されました。
庭のアセロラの木が、実を付け始めています。
アセロラの実

昨日は憲法記念日。
護憲派、改憲派、それぞれ集会や講演会を開きました。
市民(国民)がそれぞれの考えで意見を述べるなど活動することは自由ですが、政府は憲法に従って国を運営しなければなりません。
国会議員を含む公務員が改憲を進めてはいけないと、日本国憲法第九十九条にはっきりと書かれています。
「第九十九条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」

春休みの旅行記、3日目(最終日)です。
>> 1日目
>> 2日目

3日目(最終日)
朝から雨。
朝食後、晴れたら海に行こうと思っていましたが、予定変更です。
宿(島ぞうり)からほど近い「東村立山と水の生活博物館」へ行くことにしました。
宿の朝食は和食で量がたっぷりで、朝からお腹いっぱいになりました。
車で数分のドライブで、博物館に到着。
イノシシがお出迎え。
3月は、企画展「ハジチ~ハジチに込めたうちなー女性の想い~」が開催されていました。
ハジチとは、沖縄の女性の手を飾った入れ墨のこと。
かつては大人になる証として「美しいもの」として存在したものが、1899年の禁止令からは「みにくいもの」となって廃れてしまいました。
常設展示は、東村民の暮らしや自然が豊富な資料で紹介されています。
中でも、ジュゴンの骨格標本は見ものです。

ここでもう一つ素晴らしかったのが、図書室。
様々なジャンルの沖縄関連本がたくさん揃っていて、語や文化から自然、歴史、大人向けから子ども向けまで、貴重な資料が自由に閲覧できるようになっています。
この図書館のためだけに博物館を訪れる価値があると思います。
山と水の博物館リュウキュウイノシシ

博物館をあとにして、お昼ごはんは大宜味村の和そば。
沖縄でそばと言えば沖縄そばですが、大宜味村では数年前から「和そば=日本そば」を特産品にしようと取り組んでいます。
地元産の和そばが食べられるお店がいくつかあります。
その一つ、「江洲の花」は、民宿島ぞうりから車で5分。
今回で3度めの訪問です。
このお店の特色は、エンドレスで出てくる野菜の天ぷら(うちなーてんぷらではなくて、和食の天ぷらです)。
ニンジン、ゴーヤー、カボチャ、エリンギ、モヤシ、オクラ、ゴボウ……、次から次へと揚げたてが運ばれてきて、これだけでお腹いっぱいになってしまいそう。
それとは別に前菜も出され、やがてざる蕎麦がやってきます。
食べきれない分の天ぷらは、お持ち帰り。
これで1,000円ポッキリと、コスパも高く、お腹も大満足。
江洲の花和そば

次の目的地、新しくなった道の駅おおぎみへ向かいます。
道の駅おおぎみは、2020年に元の場所(現「大宜味村農村活性化センター」)から南に約4km移動してリニューアル。
農産物や加工品の直売所や地産地消レストランなどとともに、「やんばるの森ビジターセンター」が併設され、やんばるの自然や文化が学べるようになっています。
そば打ち体験もできるそうです。
美味しそうなものがたくさんありましたが、朝から食べすぎて入りませんでした。
あ、カナコはトマトを買って丸かじりしてました。

通り道の近くに「シークヮーサーパーク」があり(シークヮーサーも大宜味の特産品の一つです)、立ち寄って蛇口から出てくるシークヮーサージュースを試飲しました。
シークヮーサーパーク

最後の目的地は、名護市の「カナサ」。
やんばる産の農作物やそれらを使った手作りのお惣菜、フェアトレード商品などを売るお店です。
辺野古の浜のテントで手書きの情報誌「NO BASE」を発行していたSさんが、昨年名護市宮里(辺野古とは反対側の、市街地に近い方)に開きました。
店舗にはワークスペースもあり、ちっちゃな勉強会や上映会などにも使われます。
Sさん、ここでも手書きの情報誌「カナサ通信」を発行して情報発信も続けていらっしゃいます。
今回は、地元の旬のシークヮーサーの話題やヨーロッパの食品偽装などについて書かれていました。
店の真ん中に初めて見る「リュウキュウ」というハスイモの茎(ズイキ)がデーンと目を引いていました。
東南アジア原産で、琉球から土佐などに伝わったのでこの名がついたとか。
これや夕飯のお惣菜やお菓子などを買って帰りました。
リュウキュウは炒めて食べてみましたが、シャキシャキとした歯ごたえで、淡白な味なのでいろんな料理に応用できそうです。
カナサカナサカナサリュウキュウリュウキュウ

このお店の隣には、「369 farm cafe(みるくふぁーむカフェ)」という農家直営のスイーツ屋さんがありました。
いちごみるくやティラミス風ぜんざいなど、いろんな種類のかき氷やぜんざいのほか、豆から全て自家製のコーヒーも。
お腹いっぱいだったけど我慢できず、みんなでかき氷&ぜんざいをいただいて、帰路につきました。
369 farm cafe369 farm cafe369 farm cafe


振り返ってみたら食べてばっかりで、お腹も大満足の2泊3日でした。
久しぶりに友人に会えたり、美味しいものをたくさん食べたりして、いい旅ができました。

(コースケ)


  


辺野古&高江紀行2022春(2)

2022年04月30日
月桃の花
先週から連日30度近い気温と100%近い湿度で、いよいよ梅雨入り間近かな沖縄地方です。
大型連休に入り、観光地には観光客が増えているように感じます。
ヤポネシアも、ほんのちょとずつではありますが、お客さまが戻り始めてきています。

一昨日4月28日は、1952年にサンフランシスコ講和条約が発効した日。
これによって連合国による日本占領が終わり、日本の主権が回復したとされています。
それと引き換えに沖縄は本土から切り離され、アメリカの統治下に残されました。
それ故、沖縄ではこの日は「屈辱の日」と言われています。

それでは、お待たせしました。
北部家族旅行のレポート2日目をお送りします。
(1日目はこちら

2日目
朝ゆっくり目に起きて、宿(クッション)で朝食。
基本素泊まりの宿ですが、夕食は宿泊者共同で用意、朝食は支援者の差し入れで、宿の共用スペースで食べることができます。
朝食後は、宿でお世話してくださったNさんが「ぜひ子どもたちにも知ってほしい」と、辺野古をガイドしてくださいました。
辺野古の浜、ゲート前のテント、河川付け替え工事の現場(第3ゲート)を案内してもらいました。
クッションで同宿だった、県外から座り込みに来ている80代の方も一緒です。
この方、コースケが初めて辺野古を訪れた2005年9月にも辺野古に来ていたそうで、「もしかしたら17年前にもお会いしていたのかもしれない」と前夜話が盛り上がったのでした。
高校生のしょーこは意欲的に、小学生のカナコもそれなりに、Nさんの話を聞いていました。
第3ゲート前でお別れし、私たちは高江に向かいます。
Nさんの辺野古ガイド大浦湾側から工事現場を眺める

辺野古から1時間のドライブで、高江に着いたのはちょうどお昼。
まずは腹ごしらえに「山の駅 たかえ特産品直売所」で沖縄そば。
ミニミニ北海道物産展が催されていました。
高江北海道物産展

山の駅から車で約6分でN1ゲート前のテントへ。
雨がパラパラと落ちてきました。
昨日辺野古の浜のテントで会ったTさんがこの日のテント当番で再会。
ヘリパッドいらない住民の会」のSさんも来てくれて、高江の現状を聞きました。
ヘリパッドが完成した今は、米兵に「あなた方は歓迎されていないよ」とプレッシャーを与えること、飛行の記録を取ること、民家に近いヘリパッドの返還と回復を求めることなどの活動をしているそうです。
Sさんにお願いしていた高江支援のTシャツもゲットできました。
ゲートでは、沖縄防衛局に雇われた警備員が一日中立っています。
雨の日も、晴れの日も、大変な仕事だとは思います。
6月5日(日)には、東村農民研修施設(2年前に道の駅になった「サンライズひがし」のそばです)で「高江座り込み15周年報告集会」が行われます。
高江での抗議活動は私たちが沖縄に来た翌年から始まり、縁あって私たちも関心を持って応援しています。
>>  やんばる東村 高江の現状「高江座り込み15周年報告集会のお知らせ 」
高江N1ゲート前テントN1ゲート高江報告会2022

夕方、まだ少し早い時間だったので、ちょっと足を伸ばして「ヤンバルクイナ生態展示学習施設」にヤンバルクイナを見に行きました。
今まで、鳴き声は何度か聞いたけど、その姿はドライブ中に一瞬見えた(と思う)だけしかなかった貴重なヤンバルクイナを、じっくりと観察することができました。
かわいいー!
2005年には700羽ほどまでに減ってしまいましたが、外来種である天敵のマングースの駆除が進んで、今では約1500羽ほどに回復してきているそうです。
しかし、車にひかれるなどの事故は後を絶ちません。
曲がりくねったやんばる路をドライブする時は、くれぐれもゆっくり安全運転でお願いします(急ぐ時は西海岸を使うといいですよ)。
ヤンバルクイナ生態展示学習施設この施設で生まれ育ったヤンバルクイナのクー太ヤンバルクイナに注意標識

雨の中、この日泊まる「民宿島ぞうり」さんに到着。
高江から車で25分、辺野古からは40分と、便利な場所にある、半農半民宿のコテージスタイルの宿。
高江と関わって東村に通うようになったころからのお付き合いです。
民宿業者としても、私たちの先輩でもあります。
ここに来る時は、雨が降ることが多い気がする……。
お母さんの自家製の野菜の手作り料理が、ここに泊まる醍醐味。
この日はかぼちゃの煮つけピカタとチシャ菜のチャンプルーでした。
夜は修学旅行の晩のように、家族でトランプをしたりおしゃべりして大笑いしたりしながら眠りにつきました。
3日目に続く。
民宿島ぞうり島ぞうりのご飯

(コースケ)


  


辺野古&高江紀行2022春(1)

2022年04月25日
ちょっと前のことですが、この春休みに家族で辺野古と高江を中心に北部旅行に行ってきました。
新緑のやんばるを楽しんできました。
旅のレポートをお送りします。
辺野古テントにて

1日目
朝出発して、沖縄自動車道に乗って北上して約1時間。
まずは宜野座の「Cream Cream(クリーム・クリーム)」でおやつタイム!
手作りのソフトクリームやクレープ、ぜんざいなどの冷やしもの(冷たいスイーツ)のほか、サンドイッチもあります。
「未来ぎのざ」(現「道の駅ぎのざ」)にテナントとして入っていた頃から、ときどき行っていました。
今はお店は宜野座インターを出てちょっと行ったところにあり、辺野古へ行くときに寄りやすくなりました。
甘いものも大好きなヤポネシアファミリー、旅の時は我慢せず食べ放題です。
どれもボリュームたっぷりで、食べごたえあります!
食いしん坊の私たちが食べたのはいろいろ入っているやつでしたが、プレーンのソフトクリームだけでも十分おいしいです。
観光客や県内客、地元の子どもたちにも人気のお店です。
cream_cream

cream creamから車で15分走ると辺野古に着きます。
まずは浜のテントへ。
コロナとかいろいろあって長らくご無沙汰の訪問でした。
今は座り込みは「ゲート前」になっていますが、元祖辺野古の座り込み現場は、この浜のテントでした。
座り込みは、4月で丸18年(+「命を守る会」の8年)になりました。
今は土砂が海から運ばれてくるので、ゲート前だけでなく、搬出される船の出る名護市の安和桟橋や本部町の塩川港でも抗議・阻止活動が行われています。
辺野古・浜のテント

次に辺野古の浜へ。
このフェンスには、以前はたくさんの平和のメッセージのバナーが貼られていましたが、今はすべて剥がされて寂しい風景に。
フェンスの向こう側がキャンプ・シュワブですが、日本の警備会社の警備員が立っていて、こちら側を監視しています。
軽石は、フェンスのこちら側にも、あちら側にも、平等に漂着していました。
海面には埋められた土地とたくさんのテトラポッドが見えます。
水に入るにはまだ早い時期。小雨もパラパラ。
fence

さっきおやつを食べたばかりですが、お昼ごはんです。
辺野古集落内に2020年にオープンしたカフェ「Heaven Heaven(ヘヴン・ヘヴン)」。
素敵なお店ができたという噂を聞いて、ずっと行きたいと思っていました。
自家製麺の沖縄そばや、島野菜カレーなどが食べられます。
店主のリリーさんの手作りの内装も素敵で、カレーもおそばもやさしい味で、美味しくいただきました。
世界の困ってる人々を応援し、辺野古の美しい海のことを知ってもらおうという「愛でつながるTシャツプロジェクト」として、オリジナルTシャツも売られています(3枚買いました)。
夜はバーになるそうです。
heaven_heaven
Heaven Heaven(ヘヴン・ヘヴン)
https://www.instagram.com/heaven.heaven.love/

食後、この日の晩に泊まる「民宿クッション」に車を停め、ゲート前へ歩いていきました。
この日はもう搬入はないとのことで、座り込みも解散、撤収した後でした。
なぜか米軍基地内に「自衛官募集」の横断幕が。
キャンプ・シュワブ

宿に戻って来ました。
この「民宿クッション」は、座り込みに参加する人たちのための、安価で泊まれるドミトリー式の宿です。
民宿というより、ゲストハウスに近い形態です。
浜やゲート前のテントまで歩いて行ける、便利な立地にあります。
共有スペースはたくさんの書籍や資料などでごちゃごちゃしていますが、それらを自由に読むことができます。
この日の夕食は宿の人たちと一緒に、焼き肉でした。
長期滞在の方もいらっしゃって、夜遅くまでおしゃべりが続きました。
寝室は2階にあり、早く寝たい人は先に上がって眠れます。
建物の裏には燻製小屋があって、ここで島豆腐の燻製などが作られています。
この島豆腐の燻製、チーズのように濃厚で、でーじ美味しかったですよ。
お取り寄せもできるそうです。
民宿クッション、島豆腐の燻製については、「やんばる広場」をご覧ください。


うちの子どもたちは、宿っ子だし、小さいころから辺野古や高江に触れて育ってきているので、こんな旅も一緒に楽しんでくれています(退屈させないように、いろいろ工夫しながらですが)。
家族で過ごすことが好きな子に育ってくれて、良かったです。
いろんな世代の人たちとの語らいとともに、夜は更けてゆく……。
2日目に続く。

(コースケ)


  

沖縄県、辺野古の埋め立て変更を不承認

2021年11月30日
カラスにつつかれたドラゴンフルーツ
明日から12月。
ひとつだけ遅れて実った今年最後のドラゴンフルーツは、収穫前にカラスにつつかれてしまいました(季節外れだったけど、大きく育ってたので残念!)。
この一週間ほど、沖縄も寒くなってきて、長袖を着て過ごしています。
23日の夕方には、空から水筒が降ってきましたRBC「オスプレイ“水筒”落下 住宅街の民家先に…」

大きなニュース。
先週、辺野古の米軍基地建設に伴う軟弱地盤の改良工事のために沖縄防衛局が県に提出していた埋め立て変更承認申請を、「工事完成の見通しが立たない」として不承認としたと発表しました。
>> 沖縄タイムス記事
埋め立て予定の大浦湾にある深さ約90mの「マヨネーズ状」と言われる軟弱地盤の調査が十分されていない点、ジュゴンへの影響が適切に予測されていない点、普天間基地の危険性の早期除去につながらない点等で、埋め立てに関する法律に適合しないと、県が判断したものです。
水深70mより深い地盤改良工事は海外を含めても実績がなく、90mの軟弱地盤の工事ができるかは不確実。また、もし工事したとしても地盤沈下の可能性があります。
この限りなく不可能に近いと思える工事の完成を待てば、普天間基地の返還は早くて2030年代半ばになるそうで、これは1996年に日米両政府で合意したSACO合意の5〜7年以内の全面返還とは合致しません。
「辺野古が唯一の解決策」と政府は言い続けていますが、解決できそうにない策しかないのなら、日本政府の交渉相手は沖縄県ではなく、アメリカ政府なのではないでしょうか。

そして、今回の県の不承認の翌日には、「埋め立て工事開始以前の2015年に政府が軟弱地盤を把握していたのにもかかわらず、公表しなかった」という報道がありました。
>> 沖縄タイムス社説「[軟弱地盤15年に把握]隠蔽に不信募るばかり」
工事を進めたい政府にとっては、「不都合な報告」。
公表すれば工事計画の実施が難航しただろうことは明らかでした。
できそうにない工事を、そうまでして進めようとする政府は、基地が完成しなくても莫大な費用の係る工事さえできれば良いのかな、と勘ぐってしまいます。

今後は、いつもの通りの法廷闘争になりそうです。

(コースケ)


  

住民側、逆転勝訴!

2021年10月10日
先週末、しょーこの高校で文化祭が行われました。
コロナ禍の文化祭は流行りの「無観客、WEB配信」でしたが、一生懸命取り組んだ姿を見ることができました。
来年は、現地で見られるといいな……。

台風18号は、沖縄から距離は離れてはいますが強風域の直径が約900kmという超大型で、糸満にも影響を与えています。
水曜日から強い雨がザーッと降ったり止んだりで、日々その頻度が増えてきています。
明日が最接近だそうで、海には近づけません。

さて、先週は金曜日の朝、大きなニュースが飛び込んできました。
「機動隊高江派遣は『違法』―愛知県警に賠償命令、名古屋高裁 住民側が逆転勝訴」愛知県警が沖縄に機動隊派遣したのは違法 名古屋高裁が賠償命令 高江ヘリパッド訴訟「逆転勝訴」
沖縄タイムス2021年10月8日「愛知県警が沖縄に機動隊派遣したのは違法 名古屋高裁が賠償命令 高江ヘリパッド訴訟『逆転勝訴』」

2016年、高江のヘリパッド建設への住民たちの抵抗に、県外6都府県から機動隊員が派遣され、抗議活動を力ずくで抑え、同年末にヘリパッドが完成となりました。
「土人」「シナ人」発言事件は、その時に派遣された機動隊員によるものでした。
その派遣手続きが「違法であった」と、名古屋高等裁判所で認められたのです。
さらに、座り込みテントや車両の撤去、検問や抗議活動の撮影についても、法的根拠が見当たらない、違法の可能性が高い、適法性・相当性に疑問との判決でした。
東京、沖縄でも同様の裁判があり、これからの判決に、この画期的な判決が光となることに期待が持てます。

そして今日10月10日といえば、沖縄では10・10空襲と言われる米軍による大規模な空襲が行われた日(1944年)。
沖縄本島以外にも、慶良間、宮古、石垣ほか各離島、さらに奄美群島にも攻撃は及びました。
那覇市の9割が焼失したと言われています。
意識しないと忘れがちなことかもしれませんが、ここにいると日々思い出させられます。

それから、もう一つ朗報。
友人がメンバーとして活動している「南風原平和ガイドの会」が、「第14回タイムス地域貢献賞」を受賞しました。
平和の発信を続けているのが評価されました。
おめでとう!

(コースケ)


  

夏休みが終わったり、終わらなかったり

2021年08月29日
長いようで短かった夏休み。
しょーこが帰ってきたらいろいろ出かけようと思っていたのですが、結局それもできず、巣ごもり状態でした。
しょーこは高校に戻り、明日月曜日から授業が始まります。

カナコの小学校は、一週間の夏休み延長で新学期開始は9月1日になりました。
その後10日までオンライン授業。
6月の小学校の休校期間(2週間)では1日2時間のオンライン授業でしたが、今度は午前中4時間を毎日。
6月の時はずっと木の椅子に良くない姿勢で座り続けて、尾てい骨を痛めてしまいました(クッションを敷いて、姿勢を良くすることで回復しました)。
子どもがずっとモニターを見続けることが目や脳の健康にも影響を与えないかと、心配です。
無理させないように見守りたいと思います。

沖縄では、日々いろんなことがありますが、最近の特に看過できないこと2つ。
辺野古海域のサンゴ移植強行工事強行普天間の米海兵隊基地からの汚染水放出
日米両国から、ひどい仕打ちを受けています。

日々のいろんなことを、最近はきょうこがインスタグラムに投稿しています。
ご笑覧いただければ幸いです。
https://www.instagram.com/minshuku_yaponesia/
※インスタは、登録しないと使いにくいようです。
Facebookにも掲載していますので、こちらでもどうぞ。
https://www.facebook.com/yaponesia.okinawa


最後にもう一つ、ロックファンのドラマーの端くれとして、チャーリー・ワッツの死去に触れないでは置けません。
コースケは言わずもがなの(?)ビートルズ派ですが、その好敵手であったローリング・ストーンズの鼓手に、合掌。

(コースケ)


  

辺野古、土砂投入から1年

2019年12月14日
12月中旬ですが、今週はぽかぽか陽気で、昼間は窓を開けて過ごしています。
県外のみなさん、うらやましいでしょ?

今日12月14日で、辺野古の新基地建設の埋め立て土砂投入から丸1年を迎えました。
>> 「沖縄タイムス」関連記事
>> 「琉球新報」関連記事

一部メディアでは埋め立てが進んでいるような報道もありますが、この1年で埋められた土砂は全体の約1%。
1年で1%ということは、単純計算でも100年かかるということです。
そんなに米軍が待つとでも言うのでしょうか?
ましてや超軟弱地盤で埋め立て工事ができるかどうかも不確実(不可能という専門家もいます)。
辺野古飛行場の完成と引き換えで普天間基地を閉鎖するのであれば、新基地建設は普天間基地周辺の負担軽減には当分なりませんね。
このこと1つ取っても、辺野古の基地建設と普天間基地閉鎖は、別々に考えなければいけないということがわかります。
米軍のために2兆5500億円琉球新報記事もの税金をかけることが本当に必要なのか、ほかに優先すべきことはないのか(ない訳がない!)、みんなで考えたいと思います。

うれしいニュースを1つ。
我らが山城博治さんが、日本平和学会から第7回平和賞を受賞しました。


辺野古海岸・海上やキャンプ・シュワブゲート前だけでなく、土砂が搬出される名護市安和(琉球セメント)本部港(塩川地区)でも抗議活動が続けられています。
玉城知事も「県民が諦め感を持つ必要は絶対にない」と言っています(沖縄タイムス記事)。
政府が諦めるまで、100年でも抗い続けましょう!

(コースケ)