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大度海岸にて

06年5月に念願の沖縄移住。私たち夫婦と当時8か月の娘の3人家族で、縁あってヤポネシアにたどり着ました。
ウミガメが産卵に来る美しい大度浜海岸や戦跡・史跡などに囲まれて、娘たちの世代に伝えたい平和や自然環境について考えながら暮らしています。

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ヤポネシア南島通信 › 大度海岸

大度海岸の生きものたちの写真展@沖大ギャラリー

2008年06月20日
←クリックすると拡大表示されます。

6月24日(火)~28日(土) 
有光智彦 写真展
『名も無きものたちからのメッセージ』
沖縄本島南部 大度海岸の海の生きものを中心とした写真展示です。

場所:沖縄大学ギャラリー(那覇市国場)
時間:午前11時~午後8時(8時半閉館)



有光智彦さんによる写真展「名も無きものたちからのメッセージ」が、6月24日(火)〜28日(土)沖縄大学ギャラリーにて開催されます。
入場無料、開場時間は11:00〜20:00です。

有光さんは、ヤポネシアの常連で、大度の海が気に入って休みのたびに九州から飛んできては写真を撮りためていました。
大度海岸のどこに誰が住んでいるかを熟知してしまうほど、通いつめています。
魚たちとも仲良くなって、いい写真を撮らせてもらっているそうです。
この春、晴れて脱サラし、フリー写真家の道へ。
夏には沖縄に引っ越して来ます。

たくさんの種類の生きものがいる大度海岸ですが、地下ダムなどの影響で水質が汚染されつつあるそうです。
また、開発の波も目の前まで迫っていて、海や陸の生きものたちへの影響が心配されています。
まずは、大度の海の生物のことを知って、そして好きになってもらいたいとのことです。
都合のつく方は、どうぞ沖大ギャラリーへ足を運んでみてください。
もちろん、実際の大度海岸へもね!

※その次の週、6月30日(月)~7月4日(金)には、屋良朝栄さんによる高江の写真展「ヤンバルの森と生きる人びと(仮題)」が同所で開かれます。

(コースケ)  

ジョン万次郎

2007年11月19日
ヤポネシアから歩いて3分のところに、大度海岸があります。
ここは、沖縄でも残り少なくなった天然の海岸です。
奇麗な珊瑚や生きものたちが生息していて、ダイビングやシュノーケリングのスポットになっています。
夏にはウミガメが産卵をしに来ることでも知られています。

この大度海岸は、ジョン万次郎がアメリカから帰国の際に上陸した場所でもあり、「ジョンマンビーチ」という別名を持ちます。
(当時は小渡という地名だったのを「大きく発展するように」と、のちに大度に改名したそうです)


ジョン万次郎は幕末・鎖国時代の土佐の漁師の次男で、1841年、14歳のときに漁の手伝いで海に出て遭難し、アメリカの捕鯨船ジョン・ハウランド号に救助されました。当時はまだ石油ではなくクジラの脂を燃料にしていた時代で、ジョン・ハウランド号もその油用の捕鯨船でした。この船名を取って、万次郎はジョン・マンと呼ばれるようになりました。
鎖国の日本では、海外からの帰国者は漂流者であっても処刑されることになっていたので、簡単に日本には戻れません。万次郎はアメリカで暮らし、教育を受け(彼は日本人初の米国留学生ともいわれています)学問や技術、英語などを身につけました。捕鯨船で3年4か月の洋上生活をを送りましたが、その際にも沖縄へ立ち寄った可能性もあるそうです(そのときは追い返されてしまった)。10年間アメリカで過ごしましたがやはり国が恋しく、ゴールドラッシュの西海岸へで旅費を稼ぎ、帰国の途につきました。
安全のために上陸地を当時独立国であった琉球にしました。始めは言葉も通じませんでしたが(当時は土佐弁と沖縄口では外国語のようなものでした)、大度の人たちは温かく彼を迎え入れました。
当時琉球国を支配していた薩摩藩により取り調べを受け、現在の豊見城市翁長の高安家で半年間拘束されるも、住民とは仲良く交流して暮らしました。大綱引きやハーレーも楽しんだことでしょう。
遭難から10年、ようやく帰国した万次郎ですが、鹿児島、長崎、土佐で取り調べを受け、実家に戻ったのはそれからさらに1年以上あとのことでした。
漁師からサムライに出世した万次郎は教師となり、坂本龍馬なども教えたそうです。
開国にあたっては江戸幕府から役人として登用され、勝海舟や福沢諭吉らとともに大きな役割を果たしました。
万次郎は、成功を収め裕福になってからでも、庶民を同じ人間、兄弟として接したそうです。沖縄で親切にされた経験から、肝心(ちむぐくる)が彼に染み付いていたのでしょう。

11月17、18日に行われた「シマおこし研修交流会」の第二分科会〜ジョン万次郎が辿った宿道を訪ねるツアー〜に参加し、身近にいながらこれまで知らなかった万次郎のことを知ることができて、愛着が湧きました。
ガイドしてくださった神谷良昌さん(「琉球に上陸したジョン万次郎」の原案者、英訳者でもあります)はじめ糸満市民ガイド友の会の井上さん、西川さん、とよみ史跡友の会の新里さん、ありがとうございました!
「この万次郎の絵のモデルは私なんです」と神谷さん

沖縄に滞在したのはわずか半年でしたが、万次郎が滞在した豊見城市の高安家と彼の子孫の土佐清水市の中濱家は、現在でも交流が続いているそうです(両市は姉妹都市)。万次郎がアメリカで滞在したマサチューセッツ州フェアヘーブン市などと土佐清水市も姉妹都市で、当時から150年以上経つ今でも、万次郎のつないだ縁が続いています。

ヤポの近所(しょーこの保育所のすぐそば)にある米須馬場にも万次郎は寄り、米須のJA跡地真壁のJAは当時番所で、ここも辿りました。
万次郎は県道7号線沿いの報得橋(当時の石造りの橋が復元されています)も渡りました。

ジョン万次郎が沖縄で辿った道のりをあなたも巡ってみませんか?
ヤポネシアがご案内します。

参考文献:「琉球に上陸したジョン万次郎」(沖縄タイムス社)

(コースケ)  

大度海岸にて(自然公園クリーンデイ)

2007年08月03日
誰が決めたか、8月第一日曜日は全国一斉自然公園グリーンデーだそうです。
今日はそれに合わせて、大度海岸の美化清掃活動が行われました。
平日の昼間というのに(しかも炎天下!)、約50名の市民が集まりました。


先月の海の日ビーチクリーンに続いての清掃でしたが、広い大度海岸一帯には、捨てられたゴミや伸び放題の雑草、台風で荒れてしまった樹木等、今回もたくさんやることがありました。
照りつける陽射しの中、約1時間の作業で、また少しきれいになりました。

   使用前  −−>  使用後

埋め立ての進む沖縄の海岸線の中で、大度海岸は自然の残された貴重な場所です。
ホントに多くの種類の海の幸に恵まれ、「海の畑」とも言われてきたこの大度海岸を、いつまでも残していきたいと私たちは願っています。

(コースケ)  

大度海岸に魅せられた写真家

2007年07月31日





上の写真はヤポの常連のお客さま、有光智彦さんの作品です。
有光さんはここ数年大度海岸に通い、海辺の生物や沖縄の日常風景を撮り続けています。
ヤポに滞在中は、朝早くから日没近くまでずっと海で写真を撮り、帰って来てからも近所の子どもたちやイヌネコを撮影、夜はしょーこをパシャパシャ…忙しい毎日を送っています。

大度海岸はその特殊な地形から、他では見られない生態系の宝庫だそうです。何度通っても新しい発見があり、まったく飽きないそうです。
毎日撮りためている大量の写真を見せていただきながら、大度海岸の美しさ、貴重さについていろいろと教えていただきました。

普段は消防士として活躍する有光さんですが、近々本格的に写真家としての活動を始めるそうです。子どもたちに生命の大切さ、自然の美しさを伝えるために、写真を撮り続けていきたいという夢を語ってくださいました。

有光さんの写真は、被写体に対する愛情が溢れ、有光さんの優しいお人柄そのものです。
ファインダーを覗く優しいまなざしが、写真を撮られる側に伝わり、お互いが一体となったときに生まれる奇跡のような一枚。
「写真は自然が僕に撮らせてくれるもの。自分の所有物ではないんです」

同じ種類の魚でもみんな表情が違うこと。
庭に咲く何気ない花が見せるハッとするほど美しい姿。
昔から変わらず流れている沖縄の静かな時間。

そんなことに気付かせてくれるステキな写真です。


ぜひヤポに有光さんの写真を見に来てください。
新たな大度海岸の魅力、沖縄の美しさを発見できるはずです。

(きょうこ)


「撮らせてもらう相手からいつもエネルギーをもらっています」  

ビーチクリーン at 大度海岸

2007年07月17日
16日は海の日。家族3人+お客様で、ヤポネシア近くの大度海岸の清掃活動に参加してきました。

TIDA MUSIC FESTIVALが主催する「ビーチクリーン」という活動で、県内外の各地から約150名が参加しました。

朝から強い陽射しの照りつける大度海岸で、無心にゴミを拾って約1時間、こんなにたくさんのゴミが集まりました。
みなさん、お疲れさまでした!

 
少し残念だったのは、地元の人の参加が少なかったこと。
これからは地元で参加を呼びかけるなど私たちにできる協力をしていきたいなと思います。

台風の後ということもあり、海岸には大きなゴミや漂流物が散乱していました。
でも何よりも、ガラスの破片の多さにびっくり。拾っても拾ってもきりがないくらいです。
最近見たテレビで、ガラスの破片が波で浸食されて丸く削られたものを、なんとかアートとか言って「きれいですねー。海の宝物ですねー。」なんて嬉しそうに拾っていたけど、とんでもない!
そんなノンキなものではありません。
ほとんどの破片は鋭い切り口を上に向けてギラギラと光っています。丸く削られる長い年月の間に、どれだけの人や動物を傷つけるか。
大度海岸は、近所の人が家族連れで夕涼みや犬の散歩に来る海岸です。子どもが裸足で走り回っていることを思うと、このガラスの多さはゾッとします。

不用意に置き忘れたビンが、無数の破片となって凶器になってしまうんですね。
みんなで気をつけましょうね!

ウミガメが産卵に来たり、豊かな生態系が見られるなど、大度海岸はまさに恵みの海。
休日にはシュノーケルやダイビング、ビーチパーティを楽しむ人たちで賑わいます。
私たちも夕涼みによく行きます。しょーこもここの海が大好きです。
仕事の合間にぼーっと海を眺めるのは、とても心が安らぐ大切な時間です。
また、大度海岸を目当てにヤポに泊まってくださる方が何人もいらっしゃいます。
文字通り、私たちは大度海岸に生かされています。
感謝して、いつまでもきれいな海岸を守っていきたいです。

普段の生活でも、合成洗剤を使わないとか、できるだけ生活排水を流さないなどの努力はしていますが、もっと徹底したり工夫したりして、環境にできるだけ負荷を与えないようにしていきたいと改めて心に誓いました。
いろいろと工夫されてるみなさん、お知恵を貸してくださいね。

終了時間になったこともあり、照りつける太陽に体力を消耗しきったのもありで、たくさんのガラス破片を残しながらも今回のビーチクリーンを終えました。
また拾いに来よう。今度は一緒にいかがですか?

  
このきれいな海を守りたい!   ヤドカリの大家族

(きょうこ)