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しょーこカナコ

みん宿ヤポネシア
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06年5月に念願の沖縄移住。私たち夫婦と当時8か月の娘の3人家族で、縁あってヤポネシアにたどり着ました(2011年に一人増えました)。
ウミガメが産卵に来る美しい大度浜海岸や戦跡・史跡などに囲まれて、子どもたちの世代に伝えたい平和や自然環境について考えながら暮らしています。

「みん宿ヤポネシア」はひとり旅も、家族旅行も大歓迎!
地元の新鮮な旬の野菜を使った家庭料理でおもてなしいたします。

2019年春、しょーこは中学2年生、カナコは小学2年生になりました。


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旅立ちの春

2024年03月31日
「戦雲」ポスター
先週、三上智恵さん監督の映画「戦雲(いくさふむ)」を那覇市の桜坂劇場へ見に行ってきました。
公開前に行われたトークショーで、三上さんが「私(三上さん)が情報発信してるけど、フェイスブックで友だちになっている人たちのリアクションがない」と嘆いていました。
私もフォローしてときどき記事を見ていながら、ほとんど何もしてきていなかったことを反省しました。
そして映画でも、この数年の間に南西諸島の軍備がかなり進んでしまったことを改めて見せられて、自分自身何ができるか、何をすべきかをまたしても考えさせられました。
映画「戦雲」は、全国いろんな所でで順次公開されています。>> 劇場情報
三上智恵さんの「マガジン9」の連載も続いていますので、是非ご覧になり一緒に考えていきましょう。

さて、この3月に我が家の2人の娘たちがそれぞれ学校を卒業しました。
今、県外のとある街に家族4人で来ています。
この春から大学生となる長女を見送るためです。
こちらでの報告が遅くなりましたが、今月初旬に、我が家の長女は希望する大学の合格を受け、晴れて新しいステージに経つことになりました。

高校入学の時に一度県外へ出た我が子でしたが、そのときはまだ保護者代わりの先生がいた中での「仮の独り立ち」でした。
今回は、成人にもなり、責任も大きくなった中での独り立ちです。
大きな可能性を秘めた若者に、これからさまざまな経験を積んで大きくなっていって欲しいと願うしかない親です。

今夜、1つだけ娘に伝えました。
「一歩踏み出して、自分らしくないことをしてみよう」。
ある人の受け売りですが、新しい可能性を開いてひと回りもふた周りも大きくなってもらいたいと思います。

桜の花の満開にはまだもうちょっと掛かりそうだけど、花粉は飛びまくっていて久しぶりにくしゃみと鼻水が出まくっています。
明日からは別行動。
これからは我が子を一人の大人として見守り、支えて支えられていきます!
コサージュ

(コースケ)


  


2023年11月下旬はいろんなことがありました<その1>(オスプレイ墜落、Jアラート、県民集会)

2023年11月30日
昨日、岩国基地から嘉手納基地に向かっていた米空軍のオスプレイが屋久島の近くで墜落しました。
これからいろんなことがわかってくるのでしょうか。
8月にはオーストラリアでも同型機が墜落死3名が亡くなっています。
それでも昨夜も今日も、沖縄の空をオスプレイは飛んでいます。

11月下旬、沖縄もだいぶ涼しくなって、寝るときに毛布が必要になってきました。
この一週間、身の回りでいろんなことがありました。
いろんなことがありすぎて、記事が長くなってしまいます。
3つくらいに分けますね。

では、「2023年11月下旬はいろんなことがありました<その1>」です。

まずは21日火曜日、「北朝鮮からミサイルが発射された」と夜中にけたたましくJアラートが鳴りました。
防災無線のアナウンスを確認しようと外に出たら、「建物の中に避難してください」ですって。

23日は「沖縄を再び戦場にさせない県民の会」主催の県民大集会@那覇市奥武山公園。
1万人が集まったそうです。
「台湾有事」を念頭に、政府は琉球列島の軍事強化を進めています。
「戦争は気づかないうちに準備されていた」と平和祈念資料館などで見ましたが、今、目に見えるように準備されています。
沖縄に限らず、どこも戦場にしてはいけないというのが、私の願いです。

今回の集会の運営について、見過ごせない問題がありました。
一部の運営メンバーが特定の宗教の宣伝にこの集会を利用しようとしたという疑惑です。
チラシに使われていたロゴマークやお揃いで作ったTシャツやステッカー(販売予定だったもの)のキャッチフレーズが、特定の宗教団体のものだったということなどを、アキノ隊員(宮城秋乃さん)が見つけ、SNSなどで指摘していました。
そのおかげで、マークの利用やTシャツやステッカーの販売はなくなりました。
アキノさんは、やんばるの旧米軍海兵隊訓練場で、米軍の残していった実弾などの廃棄物を回収する活動をしています。
日本政府は「廃棄物などはない」としていてアキノさんを相手にしていないので、過激な行動をしてまでも政府や米軍や世間に知らしめようと日々活動しています。
肩書きはチョウ類研究家と思ってたら、今プロフィール確認したら現在は「軍事環境研究者」なんですって。
いろいろ、ブログ「アキノ隊員の鱗翅体験2」で追うことができます。
https://akinotaiin.blog.fc2.com/

集会の参加や運営にはいろんな立場や考えの人がいて良いけど、利用されてしまってはいけないと思います。
出所の分からない借り物のデザインや文言などを安易に使ってはいけませんね。
ただ、集会で登壇した事務局長の山城博治さんがこの動きに関して「バッシング」だと発言しています。
山城さんは沖縄の平和運動を引っ張ってきた功労者ですが、この問題についての理解が十分できていないのならば、もしくは、一部の人に集会を利用されることを良しとする考えならば、一線を退くことが適当なのかもしれません。
うまく世代交代やアップデートができることを望みます。

文章が長くなってしまいます。
できるだけ毎日小分けに少しずつ書いていくべきですね。

続きます
>> <その2>(壺屋陶器&ガラス村まつり、北部テーマパーク、大袈裟太郎の映画)
>> <その3>(新しい仕事、クリスマス反戦平和コンサート、最後の運動会)
(コースケ)


  


2023年10月の記事

2023年10月31日
10月終盤。
沖縄も、朝晩涼しくなってきました。
風向きが、夏の南風から北寄りの風に変わりました。
昼間もクーラーつけずに過ごせるようになっています。
タオルケットでは明け方寒い日もあります。
庭では、ローゼルの花が日々かわるがわる咲いています。
数量限定ですが、お客さまに自家製のハイビスカスティーを召し上がっていいただけそうです。
ローゼルの花

10月7日、パレスチナ・イスラエル戦争が始まりました。
みん宿ヤポネシアは、人権をないがしろにするあらゆる動きに反対し、停戦を望みます。


先月のブログで書いた辺野古大浦湾の軟弱地盤への米軍海兵隊基地建設工事に関して、県が国の変更申請を承認をしなかったので、国は沖縄県に代わって承認するという代執行訴訟を起こしました。
詳しくはここでは省き、各報道などをご覧いただきたいのですが、主な争点のうち「公益性」と「他の方法があるか」について私の見解を書こうと思います。

まず、他の方法があるかについて。
深さ90mの軟弱地盤という実現可能性の不透明な工事が普天間飛行場の危険性除去の唯一の解決策ならば、日本国内では移設ができない=普天間飛行場の無条件閉鎖というのが答えなのではないでしょうか?
また、普天間基地の5〜7年以内の閉鎖・返還を日米政府で合意しましたが、工事は最低でも12年かかるとのことです。
つまり、辺野古の埋め立ては唯一の解決策にはならないということです。

次に、公益性について。
国は、工事を進めることに公益性があり、県は承認すべきだと主張します。
しかし、完成するかどうか定かでない事業に、2兆5000億円もの予算を投入することが公益なのでしょうか?
国立博物館に1億円をかけられないほどの国ですよ?!
工事は即刻中止して、税金の無駄遣いを止めることの方が、公益性が高いと思います。

裁判は10月30日に口頭弁論が結審しました。


10月21日には平和祈念公園で、遺骨が眠る南部の土砂を基地建設に使わせないことを求めるオール沖縄会議主催の県民集会があり、行ってきました。
会の主張は「遺骨の混じる土砂を基地建設に使わせない」、工事業者の言い分は「使うのは石灰岩で、遺骨は混ざらない」。
平行線です。
骨が混ざる混ざらないが問題ではなく、戦没者の眠る土地を重機で掘り返すということが、遺族の気持ちを考えると許されないことだと私は思います。
集会の片隅では、沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さんが採取した土砂のサンプルが展示されていました。
そこに土砂に骨や遺留品のボタンが混ざっていましたが、骨は教えてもらわないと素人目には見分けることはできないくらいのものです。
重機で石灰岩を掘り出すときに見つけることは不可能でしょう。
平和祈念公園という場所を考慮して、拳を挙げてのシュプレヒコールをせず、参加者で手をつないで集会が締めくくられました。
遺骨混じりの土集会

硬い話題に終始しましたが、大事なことだと思って書きました。

(コースケ)


  


2023年9月の記事

2023年09月30日
秋分の日を過ぎ、日差しもだいぶ柔らかくなってきました。
先週は、大度海岸サンゴ礁観察ガイドの2時間コースを回ってきました。
好奇心旺盛な5歳の子連れの親子でしたが、いろんな生き物を見つけてくれました。
大度海岸20230924

さて、9月4日に、辺野古訴訟の沖縄県の敗訴が確定しました。
これは、大浦湾で見つかった軟弱地盤のために防衛省が設計変更を申請し、調査が不十分などとして県が変更申請を承認しなかったのを、国土交通相が県に承認を求める「是正の指示」を求めたことが違法な国の関与として県が取り消しを求めていたもの。
ややこしいですね。
最高裁は、この是正の指示は適法であると判断しましたが、その内容については触れませんでした。
実際に軟弱地盤の上の工事が可能なのか、ということが大事なのに、そこを議論せずに工事を進める判断はできないはずです。
県は27日、国土交通相が出した変更申請の承認を求める勧告に応じず「さまざまな意見の分析が必要で、期限までに承認を行うことは困難」と回答しました。

また、11日、県は糸満市米須の鉱山開発を許可しました。
平和創造の森公園や魂魄の塔などのそばの土地の琉球石灰岩が、辺野古の埋め立てに使われることになりそうです。
遺族や遺骨収集の「ガマフヤー」の具志堅隆松さんらは、遺骨が混じった土砂が基地建設に使われることを懸念していますが、採掘業者は「土砂でなく琉球石灰岩を採掘するので、遺骨が混ざることはない」としています。
私は、たとえ埋め立てに遺骨が混じることがなくとも、遺骨の眠っている可能性のある土地を大型重機で掘り返すことはしてほしくないと思います。

24日には、「沖縄を再び戦場にさせない県民の会」の設立・キックオフ集会が開かれました。
沖縄を含む南西諸島で台湾有事を理由に軍事増強が進むことに反対する組織です。
11月23日に、那覇市の奥武山公園で県民大集会が計画されています。

27日の新聞では、ヤンバルクイナが名護市で初めて確認されたと報道されました。
天敵の外来種であるマングースが減り、行動範囲を広げているようです。

29日は八月十五夜(ハチグヮチジュウグヤー)。
中秋の名月です。
糸満大綱引きが4年ぶりに行われました。
綱引きが終わるとしばらく年中行事がなく、夏も終わりでちょっと寂しく感じます。

今年も残り3か月。
思い残すことのないように過ごしたいと思います。

(コースケ)


  

平良啓子さん

2023年07月30日
皆さんお久しぶりです。
梅雨が明けて、全国的に暑い夏が猛威をふるいますね。
そんな中、沖縄には台風6号が近づいています。
明日から影響が出そうです。
今朝は台風に備えて買い出しに行ってきました。

訃報です。
報道でご存じの方も多いと思いますが、「対馬丸」の生き残りで語り部として活動なさっていた、平良啓子さんが昨日、亡くなりました。>> QABニュース
高江のヘリパッド建設座り込みテントや昨年カナコと参加した対馬丸平和学習交流事業(>> インスタグラム記事)などでお話を聞かせていただくなど、わたしたちも直接ご縁があった方です。
「絶対に戦争はだめ」と力強く語ってくださった啓子さんの遺志を、継いでいきたいと思います。
合掌。


昨年訪問した、奄美大島の宇検村船越(ふのし)海岸にある、対馬丸記念碑

(コースケ)


  

建白書10年

2023年01月31日
先週末1月28日、この日から公開された映画「日本原 牛と人の大地」を見に行きました。
岡山県の津山市と奈義町にまたがる日本原演習場は、中国四国地方では最大規模の演習場だそうで、1909年に旧日本軍によって設置され、第二次大戦後は占領軍、その後に自衛隊に引き継がれています。
近年は日米合同演習や米軍の単独演習も行われているとのこと。
1969年ごろの実弾演習に反対する地元農民と学生運動との共鳴で、当時岡山大学の医学生だった内藤秀之さん(ヒデさん)は自衛隊と戦うために牛飼いになったのです。

上映後の舞台挨拶では、衝撃的な事実が語られました。
奈義町議会は1968年に大日本帝国憲法の復元を決議したのだそうです。
そんな町で、ヒデさんは最後の一人になっても農業を続けています。
映画の中で見たり実際にお会いしたりして、とても穏やかそうな、でも強い気持ちを持ち愛のある、そんな方と感じました。
舞台挨拶
舞台挨拶のひとコマ。中央が内藤秀之さんで、その向かって左隣が監督の黒部俊介さん。

この日は、オスプレイ配備撤回と普天間飛行場の閉鎖・撤去と県内移設断念を求める「建白書」が2013年に当時の安倍首相に提出されて丸10年が経った日でもありました。
映画の上映と建白書10年の集会の時間が重なってしまい、集会には参加できませんでした。
来沖中の知り合いの若い子が参加していたようで、頼もしく感じます。

さあ、2月1日からプロ野球のキャンプが始まります。
沖縄では、春がそこまで来ています。

(コースケ)



  

沖縄平和賞にひめゆり資料館

2022年10月29日
アジア太平洋地域の平和の構築・維持に貢献した個人・団体を表彰する「第11回沖縄平和賞」に、ひめゆり平和祈念資料館が選ばれ、昨日表彰式がありました。
1989年の開館から、長年に渡って沖縄戦を語り継いできた同資料館。
元学徒の高齢化により語り部が戦争を経験していない世代にバトンタッチされていく中で、昨年には大規模なリニューアルを行い、更に若い世代に伝わるように工夫をこらしています。
以前に行ったことのある方も、まだ行ったことのない方も、ひめゆり平和祈念資料館を訪れてみてください。

ひめゆり平和祈念資料館
https://www.himeyuri.or.jp/JP/top.html
(ヤポネシアから車で4分)

(コースケ)


  

復帰50年と慰霊の日

2022年07月01日
大度海岸
先週6月20日に沖縄地方は梅雨が明けました。
今年の梅雨は、雨がたくさん降り、晴れの日がほとんどありませんでした。
農作物への影響が出ていると感じます。
県外の各地方も、今年は早くも梅雨が明けましたね。
異常気象は沖縄のウミガメにも影響したのでしょうか、6月までにまだ大度海岸での産卵が観察されていません。
今日台風4号が発生し、沖縄島に向かっています。

この間、5月15日の「復帰50年」、6月23日の慰霊の日を迎えました。
沖縄の「本土復帰」50年――。
50年前に島ぐるみで望んだのは、「基地のない平和な沖縄」。
理想とは遠い姿の現在ですが、今も多くの県民が「基地のない平和な沖縄」を望んでいます。
少なくとも「めでたい50周年祭」ではなく、切りのいい年月が経ったに過ぎないのだと私は感じています。

先週、今年も6月23日(沖縄慰霊の日)を迎えました。
とても暑い日でした。
ロシアとウクライナが戦争状態になっている中の、慰霊の日。
沖縄をウクライナになぞらえる見方もありますが、しっくりきません。
戦争当事者の一方を支援するというのは、戦争に加担することにほかならないのではないでしょうか。

首相は、追悼式の挨拶の中で「今日わたしたちが享受している平和と繁栄は、命を落とされた方々の尊い犠牲と、沖縄の歩んだ苦難の歴史の上にある」と言いました。
しかし、本当に今沖縄や日本が、また世界が、平和であるのか、繁栄しているのかと、考えています。
本当に「戦争の惨禍を二度と繰り返さない……世界の誰もが平和で心豊かに暮らせる世の中を実現するための不断の努力を重ねていく」「この地に眠る御霊の安らかならんことを、遺族の方々のご平安を、心からお祈り」するのであれば、いかなる戦争も許さず、武力以外での問題解決を率先して実践すべきだと思います。

(コースケ)