復帰50年と慰霊の日
2022年07月01日
先週6月20日に沖縄地方は梅雨が明けました。
今年の梅雨は、雨がたくさん降り、晴れの日がほとんどありませんでした。
農作物への影響が出ていると感じます。
県外の各地方も、今年は早くも梅雨が明けましたね。
異常気象は沖縄のウミガメにも影響したのでしょうか、6月までにまだ大度海岸での産卵が観察されていません。
今日台風4号が発生し、沖縄島に向かっています。
この間、5月15日の「復帰50年」、6月23日の慰霊の日を迎えました。
沖縄の「本土復帰」50年――。
50年前に島ぐるみで望んだのは、「基地のない平和な沖縄」。
理想とは遠い姿の現在ですが、今も多くの県民が「基地のない平和な沖縄」を望んでいます。
少なくとも「めでたい50周年祭」ではなく、切りのいい年月が経ったに過ぎないのだと私は感じています。
先週、今年も6月23日(沖縄慰霊の日)を迎えました。
とても暑い日でした。
ロシアとウクライナが戦争状態になっている中の、慰霊の日。
沖縄をウクライナになぞらえる見方もありますが、しっくりきません。
戦争当事者の一方を支援するというのは、戦争に加担することにほかならないのではないでしょうか。
首相は、追悼式の挨拶の中で「今日わたしたちが享受している平和と繁栄は、命を落とされた方々の尊い犠牲と、沖縄の歩んだ苦難の歴史の上にある」と言いました。
しかし、本当に今沖縄や日本が、また世界が、平和であるのか、繁栄しているのかと、考えています。
本当に「戦争の惨禍を二度と繰り返さない……世界の誰もが平和で心豊かに暮らせる世の中を実現するための不断の努力を重ねていく」「この地に眠る御霊の安らかならんことを、遺族の方々のご平安を、心からお祈り」するのであれば、いかなる戦争も許さず、武力以外での問題解決を率先して実践すべきだと思います。
(コースケ)
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