台風10号が日本列島を縦断し、猛威を振るっています。
被害が最小限で済みますように……。
この夏休みのヤポネシアは、2019年以来5年振りの大入りで賑やかでした。
初めてのお客様もあれば、5年振り、6年振りのご宿泊となるリピーターさんも多く、再会を喜び合うことができました。
今は大学生になった長女も帰省してきて、久しぶりの家族4人揃った生活を送っています。
プライベートでは、念願の伊江島へ行ってきました。
沖縄へ来る前からずっと行きたいと思っていたのですが、子どもたちや友人親子と一緒に、20年越しにやっと訪れることができました。
行き先は「
ヌチドゥタカラの家」。
戦後の伊江島で米軍の土地接収に非暴力で抵抗した平和活動家の阿波根昌鴻さんが作った資料館です。
昌鴻さんは、その姿勢から「沖縄のガンジー」とも呼ばれています。
資料館の中は冷房がなく蒸し暑く、まるでガマの中にいるようで、期せずして戦時中の追体験となりました。
資料館を見たあとに、館長で昌鴻さんと活動をともにした謝花悦子さんがお話をしてくださいました。
特に子どもたちに向けて、クーラーのない暑い部屋で、熱く語りかけてくださいました。
一緒に行った小学生と中学生は、何かを感じ取ったことでしょう。
翌朝は、日の出前に出発して城山(伊江島タッチュー)に登りました。
また行きたいと思います。
城山から見た朝日
コースケは、コロナ禍による約4年半のサラリーマン生活を、昨日8月30日で終えました。
今まで2足のわらじで手が回らなかったことがたくさんあるので、1つずつ取り組んでいきます。
沖縄ではこの夏もいろんな動きがありました。
8月20日には、大浦湾の埋め立てが強行着工されてしまいました。
政府は沖縄県との事前協議について、28日一方的に打ち切りを通告、県は協議は継続中との認識で平行線。
国立博物館のための1億円を国民の寄付で集める国が、完成する見込みが不透明なこの工事には県の試算で2兆5千5百億円もの予算を使おうとしています。
在沖米兵による少女暴行事件の裁判も行われいて、注目しています。
自然環境に目を向けると、今年は沖縄島へ近づく台風が少なく海水温が上がってしまい、大度海岸でもサンゴの白化が進んでいます。
台風は生活する上では厄介なものですが、自然界にとっては必要なもの。
適度に海をかき混ぜてほしいものです。
(コースケ)