2023年9月の記事

コースケ+きょうこ

2023年09月30日 23:27

秋分の日を過ぎ、日差しもだいぶ柔らかくなってきました。
先週は、大度海岸サンゴ礁観察ガイドの2時間コースを回ってきました。
好奇心旺盛な5歳の子連れの親子でしたが、いろんな生き物を見つけてくれました。


さて、9月4日に、辺野古訴訟の沖縄県の敗訴が確定しました。
これは、大浦湾で見つかった軟弱地盤のために防衛省が設計変更を申請し、調査が不十分などとして県が変更申請を承認しなかったのを、国土交通相が県に承認を求める「是正の指示」を求めたことが違法な国の関与として県が取り消しを求めていたもの。
ややこしいですね。
最高裁は、この是正の指示は適法であると判断しましたが、その内容については触れませんでした。
実際に軟弱地盤の上の工事が可能なのか、ということが大事なのに、そこを議論せずに工事を進める判断はできないはずです。
県は27日、国土交通相が出した変更申請の承認を求める勧告に応じず「さまざまな意見の分析が必要で、期限までに承認を行うことは困難」と回答しました。

また、11日、県は糸満市米須の鉱山開発を許可しました。
平和創造の森公園や魂魄の塔などのそばの土地の琉球石灰岩が、辺野古の埋め立てに使われることになりそうです。
遺族や遺骨収集の「ガマフヤー」の具志堅隆松さんらは、遺骨が混じった土砂が基地建設に使われることを懸念していますが、採掘業者は「土砂でなく琉球石灰岩を採掘するので、遺骨が混ざることはない」としています。
私は、たとえ埋め立てに遺骨が混じることがなくとも、遺骨の眠っている可能性のある土地を大型重機で掘り返すことはしてほしくないと思います。

24日には、「沖縄を再び戦場にさせない県民の会」の設立・キックオフ集会が開かれました。
沖縄を含む南西諸島で台湾有事を理由に軍事増強が進むことに反対する組織です。
11月23日に、那覇市の奥武山公園で県民大集会が計画されています。

27日の新聞では、ヤンバルクイナが名護市で初めて確認されたと報道されました。
天敵の外来種であるマングースが減り、行動範囲を広げているようです。

29日は八月十五夜(ハチグヮチジュウグヤー)。
中秋の名月です。
糸満大綱引きが4年ぶりに行われました。
綱引きが終わるとしばらく年中行事がなく、夏も終わりでちょっと寂しく感じます。

今年も残り3か月。
思い残すことのないように過ごしたいと思います。

(コースケ)



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