15の旅立ち

※「まん延防止ナントカ期間」の5月11日までは、宿はお休みにしています。

4月、新しい始まりの季節です。
庭のバナナが、今年も実を付けました。
夏には食べられるかな。

我が家の長女しょーこは、本州のとある県の高校へ進学して行きました。
入寮と入学式のためにコースケが付き添って、飛行機と長距離バスとレンタカーを乗り継いで、はるばる行ってきました。

高校のない離島では、中学を卒業するとほとんどの子が島を離れます。
映画「旅立ちの島唄〜十五の春〜」は、南大東島が舞台の物語。
まさか、うちでもそんなことになるなんて少し前までは思っていなかった（いや、実はしょーこの場合、ちょっとは可能性があるとは思っていました）。

海が近く、山の中の自然豊かな学園で、3年間、いろんなことを学んで、考えて、悩んで、経験して来てほしいと願っています。
こちらは淋しいのですが、本人はそんな様子も見せず、新生活を満喫しているようです。
昨年からコロナの影響で、宿のお客さんはぱったりほとんどありませんが、しょーこが旅立つまでの時間を、家族水入らずで過ごせたことを思うと、結果的にそれはそれで良かったのだとも思います。
夏、冬、春の休みには、帰ってきます。

去年からきょうことコースケはパートに出稼ぎに行っていると以前のブログ記事で書きましたが、きょうこは市内の中学校で先生の事務作業のお手伝いを、コースケは3月までは小学校で児童のお手伝いをしていましたが、今月からは福祉の面から子どもたちをサポートする仕事をしています。
子どもに関わる仕事がしたくて、そんな仕事に就けているのは、今のご時世、幸運なことなんでしょうね。
緊急事態宣言、緊急特別対策の実施、まん延防止等重点措置……と、訳わからないことになってますが、私たち何とか生き延びています。

みなさんに元気にお会いできる日を、心から待ち望んでいます！
励ましのお便りは、↓こちらへ！
901-0334　糸満市大度309−42　みん宿ヤポネシア

（コースケ）