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06年5月に念願の沖縄移住。私たち夫婦と当時8か月の娘の3人家族で、縁あってヤポネシアにたどり着ました(2011年に一人増えました)。
ウミガメが産卵に来る美しい大度浜海岸や戦跡・史跡などに囲まれて、子どもたちの世代に伝えたい平和や自然環境について考えながら暮らしています。

「みん宿ヤポネシア」はひとり旅も、家族旅行も大歓迎!
地元の新鮮な旬の野菜を使った家庭料理でおもてなしいたします。

2019年春、しょーこは中学2年生、カナコは小学2年生になりました。


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ヤポネシア南島通信 › カテゴリー・子ども › カテゴリー・レビュー › 映画「校庭に東風吹いて」「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」

映画「校庭に東風吹いて」「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」

2018年09月12日
先月と先週、家族4人で2本の映画を見ました。
先月のは「校庭に東風吹いて」。
先週のは「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」。
校庭に東風吹いて映画「校庭に東風吹いて」「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」
ともに、学校でうまくしゃべることのできない子が主人公のお話です。
前者の主人公・ミチルは、「場面緘黙(かんもく)症」という、特定の場面で話すことができなくなるという疾患。
後者の主人公・志乃は、作品中では具体的に言及はされていませんが、「吃音症」の症状を持っています。

うちにも、家族内や学校では普通以上におしゃべりなのに特定の場面(お客様を迎えた時の自己紹介や、知らない人に話しかけられた時、出先で知り合いに会った時など)に喋れなくなる6才児がいて、それでこの2本を家族で見に行きました。
どうしても、娘と2人の主人公とを重ねて見てしまいます。
でも、「ミチルちゃんや志乃ちゃんとカナコと似てると思う?」と聞くと、「ううん」と答えるので、映画の子たちの症状とは似てるようで違うのかな……。
娘のほかにも場面緘黙っぽい子を知っているので、接し方など勉強にもなりました。

2本とも、いい映画でしたよ。
「校庭〜」は2016年のロードショーだったらしいのですが当時は知らず、場面緘黙症というのもまだ知りませんでしたが、現在も各地で上映されつづけていて、今回、糸満での上映会で見ました。
場面緘黙症のほか、貧困もテーマになっています。
沢口靖子演じる担任教師がちょっと優等生すぎるのと、年齢不詳なのと、彼女独特の演技(笑)が気になったけど。
主人公ミチルの母親役に遠藤久美子。エンクミが小学生の母役をやる歳になってるんですね(しみじみ)。
場面緘黙症の子などは「小学生にもなって挨拶もできないのか」と思われてしまうかもしれませんが、礼儀がなっていないとかそういうことではなく「しゃべるのが苦手」という子がいるということを理解してくれる人が増えると、こういう性質の子たちの気が少しは軽くなると思います。
学校の先生などには、こんな子もいるとぜひ知ってもらいたいと思います。

ひまわりちなみに、この映画の配給会社「ゴーゴービジュアル企画」は、宮森小学校米軍機墜落事故をモチーフにした映画「ひまわり〜沖縄を忘れない、あの日の空を〜」(2012年)も配給したところだそうです。

「志乃ちゃん〜」は、同名のコミックスが原作の青春音楽映画。
志乃ちゃんは、うまくしゃべることができないという症状のある子で、志乃ちゃんの友だちの加代ちゃんはアウトサイダー風で歌が好きなのにうまく歌えない(かなりの音痴、でもギターを弾く)、クラスメートの菊池は空気が読めない(発達障害?)という、クラスで浮いてしまう彼らが織りなす物語です。
高校1年で知り合ったクラスの友だちとバンドを組んで文化祭に出ようという設定が30年ちょい前の自分と重なったこともあって、鑑賞中に何度も泣いてしまいました。
設定が1990年代というのも、劇中歌や小道具で出てくるバンド(ブルーハーツやオアシスやニルヴァーナほか)なんかも当時の懐かしいものだったので、余計に引き込まれました。
3人の若い俳優の熱演も見もの。
劇中歌の歌詞が、登場人物たちの心情をうまく表したものでした。
見たあとは、カラオケ行きたくなったし、ライブしたくなりましたね。
東京・名古屋・大阪などでは上映が終わってしまっていますが、まだ見られる地域もあります。
沖縄では、桜坂劇場で9月21日まで!(1,000円で映画を見られる券がありますので、欲しい方には取りに来てくれたら差し上げます)
>> 「志乃ちゃん〜」上映情報
特に、かつて(特に90年代)音楽で青春していた人たちなどに見ていただけたら、気持ちがわかるかと思います。

できない子に無理強いさせるのはもちろんダメだけど、「頑張って」「できるよ」などと励ましたりるのも、良かれと思ってのことであっても、その子を傷つけてしまうことになる場合があるということを知る人が増えたらいいなと思います。
受け入れて、認めて、安心させてあげることが、大切なようです。
相手がどんな人であっても、当てはまることかもしれませんね。

(コースケ)

>> 「かんもくネット」場面緘黙児支援のための情報交換ネットワーク団体
>> 「NPO全国言友会連絡協議会」吃音(どもること)がある人たちのセルフヘルプグループ








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