【緊急】高江を助けて!

コースケ+きょうこ

2016年07月18日 18:20


沖縄本島北部の「やんばる」――常緑の森が広がり、天然記念物で絶滅危惧種のノグチゲラやヤンバルクイナ、リュウキュウヤマガメなども住む、自然豊かな地域です。
中部や南部にはない山や川があり、ダムは沖縄県民の水源でもあります。
先月、この地域の世界自然遺産への登録を目指し、国立公園に指定されることが決まりました。

一方、この地域の北東部、国頭村と東村にまたがって、北部訓練所という米軍の世界唯一のジャングル訓練施設があります。
面積は両村の3割近くを占めています。

やんばるのこの訓練場に囲まれた所に、高江(たかえ)という小さな集落があります。
名護市街地へ往復2時間と不便な場所ですが、静かで自然豊かな環境を気に入り、150人が暮らしています。
ところが2007年の夏、突然に、高江集落を取り囲むように6か所、米軍のヘリパッドの建設中が始まりました。
騒音や事故の心配の大きな新型輸送機オスプレイも離発着できる大きなヘリパッドです。
住民にとっては正に寝耳に水のことでした。
民家のすぐ上空で、日夜問わず低空飛行訓練や年間2,500回以上の離発着訓練が行われます。
何の説明もなく、静かな暮らしが奪われてしまうと、住民たちは「ヘリパッドいらない住民の会」を立ち上げ、事業を進める沖縄防衛局に対して説明を求めて、強引な工事を中止させるために座り込みを始めました。
それから9年経ちますが、政府から住民に対して丁寧に話し合おうという姿勢はなく、訴訟や一方的な行政手続きなどで工事を強引に押し進めようとしています。
ヘリパッドは、地元住民や支援者による座り込みの成果で、6か所のうち2か所しかまだ作られていません。

参議院選挙沖縄では基地建設反対の伊波洋一さんが現職の自民党閣僚候補を破って当選したの翌朝早く、沖縄防衛局は工事再開のために大型工事車両を北部訓練場に搬入し、座り込みの現場には機動隊100人を配備しました。
新聞によると、22日から本格的に工事を始めるとのことです。
全国から招集配備される機動隊は総勢500名と言われていますが、このことに政府が今強引に進めようという意思が感じられます。

このことは、高江だけ、沖縄だけの話ではありません。
ある日突然、国があなたの平穏な暮らしを壊すとするなら、受入れますか?
皆さんが高江で行われていることに関心を持ち行動することは、すなわち私たちの暮らしを守るとこです。

現場に足を運べる方は、どうか足をお運びください!
>> 「Access TAKAE 高江に行こう!でもどうやって?」
>> 「An Introduction to sit-in Takae 高江座り込み初めてガイド2016」

そうでない方にも、今その場でできることがあります!
>> 「Voice TAKAE 高江の声になって下さい!」(合意してないプロジェクト)

ちょっと頑張ればできることを実行する人が集まれば、理不尽なことは止められるはずです!
どうか、どうか、よろしくお願いします。



(コースケ)

住民の会のブログ >> 「やんばる東村 高江の現状」



関連記事